自己嫌悪でうんざりすることはありませんか?
私はよくあります。
どうして私はこんな汚い感情を抱いてしまうのか。
自分だけがこんな汚い感情を持っているのではないか?
そんな気持ちになった時、小説を読むと過剰な自己嫌悪から抜け出し、自分を受容することができます。
自己嫌悪に陥る罪人ゾーン
価値観4タイプの分類で、私は罪人ゾーンにいます。
罪人ゾーンとは、自分と他人をそれぞれ善と捉えるか悪と捉えるか考えた時、自分は悪で他人は善と捉えるゾーンのことです。
罪人ゾーンにいる間は、周りの人は正しくて善人なのに、自分だけが間違った行いをし、心も汚いと自己嫌悪に陥りがちです。
その他のタイプや自分がどのタイプか気になった方はぜひ下の記事を読んでみてください。
罪人ゾーンに陥る原因
普段生活していて、他人は思ってることの全てを口に出すわけではありません。
小学生くらいだったらまだしも、20才を超えたあたりからは頭の中で考えていることの3割も口に出さないのではないでしょうか。
すると、周りの人の精神年齢が高く、ある意味環境が良かった場合、人によっては自分だけがこんなに汚い感情を持っているのだろうか、という気持ちに陥ってしまいます。
私自身がそうで、周りの人に恵まれていたからこそ、学校の友人、社会に出てからは会社の同僚たちと比較して自分は何て卑怯で弱い人間なんだろう…と鬱々としていました。
罪人ゾーンから抜け出すには?
部屋の中で体育座りをして悩んだり、お風呂の中で泣くくらいなら、心理描写の緻密な小説を読むことをおすすめします。
小説には普段人が表に出さない打算的だったり、醜い部分が書かれるからです。
表に出さないだけで、負の感情があること自体は普通であること。
価値観タイプの話で言えば、元々罪人ゾーンの領域で自己嫌悪に苦しんでいたのが、他の人にも汚い感情があるんだと思うことで自分の感情も自然なものとして受容でき、聖母ゾーン側に移行します。
おすすめの小説
私がよく読むのは柚木麻子さんの本です*1。
柚木麻子さんの小説は女同士のドロドロした人間模様の話が多いです。
その時の心理描写が緻密で素晴らしく、ああ、こういう感情体験したことあるな〜と毎回思います。
なんで私はこの本を読むんだろうと思った時に、今まで人生の節々で味わった感情が肯定されるように感じるからだと気づきました。
ちなみに柚木麻子さんのおすすめの小説は、下の2つです。
・あまからカルテット
・嘆きの美女
読後感はすっきりさわやか系です。
もっとグサグサ刺さるものか良ければ、こちらもおすすめです!
・けむたい後輩
・早稲女、女、男
・終点のあの子
もし読んだことのあるものがあればコメントなどで教えていただきたいです!
投票、コメントしてくださると励みになります!
*1:女性の人間関係の話が中心なのでやや女性向けかもしれません