Tak.さんと千葉雅也さんの「書くための名前のない技術 case 3 千葉雅也さん」を読んで、私が前回書いた「ブログの書き方...」の記事への答え合わせのような箇所がありました。
「書くための名前のない技術 case3 千葉雅也さん」概要
case3のこの本から読みました。
3つシリーズで出ているようです。
Tak.さんが書く仕事をしている方に普段どのように書いているのかインタビューをして、その内容をまとめた本になります。
case3では立命館の大学院教授かつ小説家の千葉雅也さんと対談しています。
文章を書く時に使用しているツールや書く時の方法、どんなところで書いているのか環境についてまで執筆の裏側が見えます。
結論は先にできるか後でできるか
前回、ブログで、言いたいことを決めてからそれを説明する具体例を考えるのか、具体例から言いたいことが生まれるのかについて書きました。
今まではまず言いたいことを決めてからそれを説明する具体例を書いていました。
けれども、出来事や出来事から生まれた感情がまず先にあり、そこから言いたいこと=主張ができる方が自然で書きやすいです。
「書くための名前のない技術 case3 千葉雅也さん」の中で、自分の考えの答え合わせのような部分がありました。
Tak. バラバラのものを組み合わせてひとつのものにするときに、たとえば論文なら主張とか結論というものがありますよね。それは後から出てくるんですか。
千葉 後から出てきます。
Tak. 先にはない?
千葉 先にあるときもありますよ。でも本当の結論が最初にあるということはないですね。
Tak. 結論は変わり得る。
千葉 変わります。
「書くための名前のない技術 case3 千葉雅也さん」Tak. 千葉雅也
結論は多くの場合後から出てくるもので、先に結論があったとしても変わり得るとのことです。
もちろん執筆をされる方それぞれ、やり方は違うと思いますが、自分はこの千葉さんの考え方を知り、方向性が間違ってなかったと少し安心しました。
ブログの書き方について書いた次の日にこの本を読んだので、自分へのメッセージのように感じました。
まず構成をつくるか一気に書いてしまうか
私は以前Tak.さんの「アウトラインプロセッシング入門」を読んでアウトライナーに憧れ、ブログ執筆を始めてからはアウトライナーを使っています。
アウトライナーとは、文章の見出しなど、階層の整理するツールです。
代表的なものにWorkflowy, Daynalistがあります。
そのアウトライナーの使い方を文章階層の整理だけでなく、思考ツールやタスク管理ツールなどに用途を拡張できると説明したのが「アウトラインプロセッシング入門」です。
読んでから使うまでに時間が経ったので曖昧ですが…
今度再読します。
千葉さんは執筆の序盤でアウトライナーを使うそうですが、その時には以下のようなことに気をつけているとのことでした。
最初から完成度を求めて書くということをしないことです。めちゃくちゃでもいいからとにかく書いてしまう最初のドラフトの段階と、その後で整える段階をはっきり分けるということですね。
「書くための名前のない技術 case3 千葉雅也さん」Tak. 千葉雅也
この文章を読み、自分の問題点に改めて気付かされました。
私もまずアウトライナーでブログの骨格を作るのですが、その際にアウトライナーで書き出しながら、すぐに階層を作ってしまっていました。
階層を意識しすぎると、今この文章はどこの階層に入るんだ?これは今の段落には必要ないから書かないにしよう、と無意識に文章(=考え)を選定してしまって、あまり筆が進みませんでした。
先に階層を意識しすぎず、まずバーっと書いてみる。
思いついた順に書いて、後から並べ直すのがコツなんですね。
まとめ
「アウトラインプロセッシング入門」も「書くための名前のない技術 case3 千葉雅也さん」もどちらもKindle unlimitedで無料で読めます。
とてもためになる本で、アウトライナーはそうやって使うのか!と目から鱗の部分が多々あると思いますのでぜひ読んでみてください!
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